くふうしてけいさんしましょう

件の問題は、「くふうしてけいさんしましょう」というもの。
たとえば、以下の「52-8」という問題、「くふうしてけいさん」すると……。

<12から8をひいて4→40と4で44>
<52から2をひいて50→50から6をひいて44>

私も52-8=?なら50-8+2 =10-8+40+2 = 44+8 = 40+8+4 = 52 ぐらい簡単にして暗算+検算をするので『大人ならなおさら瞬時に答えがわかる』とか言われると戸惑ってしまうのだけど、これが式を理解するという事なのね。

この解き方のメリットを理解するという習慣が、たぶん数学をやる時に生きてくるので、こういう実用テクニックと式の理解を深めるというのは良い事だと思う。計算量自体は増えるので子供が理解しているかどうか教諭がわかりやすいしね。

ただ、これを教えるのって結構難しそうだよね。こういうのをきちんと理解させられる人間がいるのかな?教員の技量を疑ったり、質の低下みたいな安易な事を唱えるつもりは全然なくて、学校の30人から40人の大人数相手だと、子供の理解の把握ってすごく難しいし、理解していない子が居ても根気づよく教えるという事が環境的に難しい。

特にこの勉強をする年の子供って言うのは、応用じゃなくて基礎の基礎をやってる訳で、基礎の基礎って応用に比べて教えるのが本当に難しい。応用できない子は基礎ができていない場合が多い。基礎無しでは頭の回転が速い子もそれを活かす事は出来ないわけで。0から1ってのは学ぶのは難しいけど、教えるのも難しい。学校の先生って大変だよね。親はもっと子供の勉強を見るべきだ。