mixiの新サービス

ミクシィは2008年10月28日、日本郵政グループの郵便事業(東京都千代田区)と連携して、SNSソーシャル・ネットワーキング・ワービス)「mixi」上で送付相手の住所が分からなくても年賀状の配送を申し込めるサービス「ミクシィ年賀状」を11月下旬から開始すると発表した。

mixiの新サービスリリースが以前から話題になっていて、会場が従来とは違ってmixi本社ではなかったり、社長の笠原さんが発表するという事でかなり大掛かりなサービスが始まるんじゃないかと言われてたりしたんだけど、結局はアライアンスの問題で会場や社長さんの登壇が決まったと考えるのが妥当な感じですね。

サービス内容を聞くと、個人情報のやり取り無しで年賀状が送れて、今後はギフトなんかも扱いたいって事らしいけど、いまいちパッとしないですね。住所知らなかったり知られたく無い人に、年賀状やギフトを贈りたい事なんかどれだけあるんだろうか。

まぁ、世の中分からない物だし、mixiも収益を増やしたいでしょうから別に腐す気もないのですが、発表通りに受け取ると、なかなかに理解しがたいサービスだなーと思った次第です。

そういう意味ではこのサービスの主体は郵便と広告代理店の物であって、mixiにとってこのアライアンスはあんまりおいしく無い気もします。もちろんmixiもせっせと個人情報を集めてアライアンス先をどんどん開拓すればいいんだけど、効率悪いよね。

という訳で、事業としてのおもしろさで言えばやっぱり郵便メインで、割安な広告付き郵便事業の将来性に期待ですね。価格設定もこの辺を意識してるなーという感じですし、mixiとのアライアンスはニュースバリューを上げる為であったり、広告付き郵便を割安に見せる為のPR戦略なのかなーと考えています。

広告代理店は既存の事業の機会向上ですね。これはこれで固いし損は無いので悪く無い提携かな。