行列の心理

その店主に聞くと、わざと生産のスピードを調整する(遅くする)ことで、列を途切れさせないようにしている。つまり、その列があることで人気があることを示して、また人を呼ぶという戦略があると。

全く持って同感。PR効果の為に客を犠牲にしているだけだと思う。

こういう店は雑誌等のメディアに取り上げられるか否かが肝で、行列自体を見てならぶ客というのはそれ自体の収益よりも、そういうメディアを寄せ付ける為の演出ではないかなと思う。行列があったら並ばない人が行列が無ければ入店してくれる率よりも行列に並ぶ人を広く集めた方が固いから。ある種の仕組みを作った方が固いという奴ですね。

めでたく雑誌等に取り上げてもらえたら、逆に行列を絶やす訳にはいかないとか、ある種の自縄自縛に陥ってる所もあるのではないかなと思う。何にしても飲食店というのはやっぱり水商売。ある程度やってると、ダメになる前に閉店して次の店をやるという山師的な方が効率が良くなってくるんじゃないでしょうか。

そういう訳なので、信頼を勝ち得て細く長ーく店をやりたい人(やフランチャイズのチェーン店)は行列なんて絶対作らない様に努力するだろうし(カンフル剤みたいな物だし)、そうじゃない人は作るように努力する。飲食店が溢れる昨今、何を大切にしているのかが分かりやすくて良いと思う。

なんでそんな事を誇らしげに言うのかはホント謎。聞かれたらネタが無いから素になっちゃうのかね。